AMD、「Athlon 64 FX-57(2.8GHz)」「Athlon 64 X2 4800+(2.4GHz)」「Athlon 64
FX-55(2.6GHz)」「Athlon 64 4000+(2.4GHz)」のベンチマーク比較
| テスト環境:ASUS A8N-SLI
Deluxe Motherboard (NVIDIA NForce 4 SLI chipset); XFX GeForce 6800
GT PCI-Express (デフォルトクロック350/1000MHzを使用);
2x 512MB Corsair TwinX10224-3200XL @ 400MHz, 2.0-2-2-10 1T;
Western Digital Caviar WD2000, 200GB SATA Hard Disk Drive; LG40x
DVD-ROM drive; OCZ Powerstream 520W PSU; Windows XP Professional
Service Pack 2; NVIDIA NForce 4 Standalone platform drivers
version 6.53; NVIDIA Forceware 71.89 WHQL. |



>以上3種のゲームに関しては、いずれの結果を見ても高解像度のベンチでGPU側が頭打ちの状態でまるで差がついていない。実際モニタの高性能化低価格化で、多くのユーザーが1280X1024以上の環境を得ている中、それ以下のベンチで差がついていたとしても実用上影響はないので、ここでは6800GTクラスのGPUを選択する際は、最もコストの低い4000+の選択で十分だという考察にとどまる。
むしろCPUの差が実感できるのは以下のようなアプリケーション。

片面2層式のRが低価格で流通し、メディア数枚で本体が買える現象を生んでいる状況では、まだまだDVDソフトの圧縮バックアップは利用価値は高いと思われる。上の結果はDVD
Shrinkのデフォルトセッティングで、「The
Naked Gun 」(邦題:裸の銃を持つ男 )50.0%
まで圧縮する作業時間を計測したもの。
OSはWindows XP Professional Service Pack 2、64bit版でない状況。
デュアルコアの4800+が、FX-57を有意に上回っている。これはDVD
Shrinkがマルチスレッド化に気を配ったプログラミングを施しているからだと思われる。
| コンピュータのプログラムは、基本的に1行ずつコードが実行されながら動作するが、通常、分岐やループがあっても、プログラム全体は1つの流れになっている。このような一連のプログラムの流れを「スレッド」(Thread:「糸」などの意味)と呼び、1つのスレッドだけからなるプログラムを「シングルスレッド・プログラム」という。たいていのプログラミングでは1つの処理の流れを記述するが、このようなプログラムはシングルスレッドなプログラムに該当する。
一方、プログラムによっては、処理効率を上げるなどの目的で、複数の処理を並行して行うことができる。つまり、1つのプログラムで複数のスレッドを同時に実行することができるのものを「マルチスレッド・プログラム」という。プログラムのコード上では、複数個所が同時に実行されている状態となる。 |

次にLAME3.97によるMP3エンコーディング。WAV から
192kbpsのMP3へとエンコーディングを行った結果。ここでは素直にクロック数に比例した結果が出ている。(タイム結果なので少ない方が優位)
4800+と4000+は2.4GHzの同クロックであり、その差も少ない。

Unreal Tournament 2004のルートディレクトリをWinrarを使ってデフォルト圧縮した結果。ここでは同クロックでありながらも4800+が有利。
4000+と4800+の大きな違いは、コアの数のほかメモリ周りの制御工程にある。ここではその違いが数値に現れたと思われる。

バッファ(処理速度や転送速度の差を補うためにデータを一時的に保存しておく記憶領域のこと)なしのCorsirメモリのパフォーマンス。
メモリ周りの処理効率が、4800+、FX-57共に優れていることがわかる。
トータルでみて、前評判どおりの事しかいえそうもないが、FX-57はシングルスレッドプログラムに限っては最強。マルチスレッド化の進んだプログラム「DVD
Shrink」において4800+(2.4GHz)がクロック数で「400MHz」分を乗り越え首位であったことからも、マルチコアCPUは「ダウンロードしながらブラウジング」「エンコードしながら動画再生」など日常多々想定される複数プログラムの同時使用(一台のPCのトータルパフォーマンス)、マルチスレッド化の進んだプログラム使用という点で非常に高い性能、ストレスのないシステム構築を可能にすることがわかる。
また、今後よりチップセットの分離・複雑化が進むことでハードウェア面からも複数コアを持つCPUの需要は高まると思われる。
7/12現在、4200+以外マルチコアAthlonは非常に品薄になってきており、実際手を触れた・評価を聞いたユーザーがこぞって買いに動いている様子が見て取れる。現在の在庫・生産状況では仕方がないが、4800+と4000+を比較してわかるように単純に倍の価格ではなく、2割ほど下がれば導入により一層拍車がかかると思われることと、FX-55相当のクロック2.6GHz版を用意し、最高クロックから2ランク下ではなく、同等または1ランク下辺りになればベンチマーク比較もより面白いものになりそう。
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