RMTの是非を考える:「EverQuest II」のオンライントレードサイト,ついに稼動開始。

Sony Online Entertainmentが14日、ゲーム内アイテム・通貨・キャラクター売買を取り扱うオークションサイト「Station Exchange」のプリ・ローンチを開始した。

 

これまでご法度だった現金によるバーチャルコンテンツ(アイテム、通貨、キャラクタ)の取引を、SOEのシステムを通して公式サポートする。

>正式稼動を7/20に控えての事前公開ということになりましたが、注意したいのはこれは英語版の話で、日本語版「EQII」のStation Exchangeへの対応は「未定」(SQE)としています。

 

これまで散々議論されてきたRMTですが、今回のStation Exchangeは、現在アジア圏で一部導入されているアイテム課金のようにアイテムをホスト(運営側)が販売する形式ではなく、ユーザー間の現金取引を公式にサポートする点で大きく異なります。また、このサービスの提供についてはSOE側が、EQ2のプレイヤーに対して問いかけと議論を行い導入に踏み切ったという経緯もありました。

 

一応公的な、導入に踏み切った理由としては「GMやサポート窓口への問い合わせ、クレームの半数近くがRMT絡みなのに、正直RMT自体の根絶は難しい」というものがあったみたいですが、私としては「これは新しいビジネスになる」という儲けにひかれたと部分もあったのでは?と思えてなりません。

 

米国eBayを見てもシステム構築についてはこれを習えばよく、自社のゲーム課金を払ってくれているユーザーから、売買金額や回数に伴う手数料を導入することで、さらなる収入が見込めるわけですから、いくらゲーム内規約で禁止してもなくならない「非公式RMTサイト」運営者たちに儲けをやるぐらいなら自前で用意したほうがいいと思ってもおかしくありません。

 

でもMMOの運営者サイドの動きは、プレイヤーからすると神の手。そのゲームをプレイしたいのであれば従うしかない、いわば政府です。

 

それぞれが異なる考えを持っている数十万のユーザーを束ねるからには、運営者は倫理的に優れていなくてはなりません。

 

私は、いくら実際に無くすことが難しくてもRMTやチートは禁止し続けるべきだったと思います。インターネット上で秘密裏に売買されることは仕方がないし、参加する人が「禁止行為ではあるけど・・・」と認識した上でやっているならそれでいい。でもこれを運営者が認めてはいけない。

 

ゲームマネーを現金で買えれば、沸き待ちや在庫競争が少なくなるのか?

 

これは「お金で買えばいい派」が手を引くだけであって、結局はパッチがあたるごとに効率のいい金策を「売りたい派」が独占し、現金欲しさの生産性のない争いが起きる。「買いたくない派」が「なんでRMT参加者のために、関係ないオレらがわざわざ効率の悪い金策に追いやられなきゃならないんだよ」と不満を持つ。

 

そして結局「ホストが認めるからいけない」「自分には馴染まない」と諦める。

 

コミュニケーション、偶発性、オンラインゲームは本当に面白い。ただMMOプレイヤーが求めているのは「現実に根ざしたロールプレイ」だけではないはず。

 

しばらく「BF2」で楽しんでいることにしよう。


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Posted by yashichi at 2005年07月14日 18:51
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