X2の低クロック版「Athlon64 X2 3800+」が4万4千円前後の価格に、あわせて品薄が続いていた他のX2ラインナップも今月中に大量に出荷されるという。
上記CPU-Zを見ていただくとわかるように、Manchesterコア、2GHz、L2キャッシュは512KB X2。動作クロックが下がったおかげで、最大TDP(熱設計消費電力)は89Wとなり、同じX2既存製品の110Wからは大きく低下しました。
製造プロセスは90nm SOI、L2キャッシュは512KB×2、トランジスタ数は約1億5,400万と、この部分は変更がありません。
先発のAthlon 64 3800+は、NewCastleコア、2.4GHz、512KBのL2キャッシュの仕様であることから、動作クロックとL2キャッシュで比較すれば「Athlon 64 3200+(2GHz、512KBのL2キャッシュ)が2個≒Athlon64 X2 3800+」ということが出来ます。(コア的にもVeniceとWinchesterが存在するが、スペック的にはもちろんVeniceに近いということになります。)
(単純に製品名で性能がピンと来ないやり方であれば、「インテルでいうところの性能」を示す数字付けをやめて、単に動作クロック数を名称化する従来のやり方に回帰すべきだと思います。)
進化の度合いを察すれば、Athlon 64 3800+とX2 3800+の最大TDP(熱設計消費電力)が、コア数2倍でありながらも同じ89Wにとどまっていることや、実際のCPU温度が高負荷時にも60度に達しないという検証結果もあり、今回のX2 3800+は「同時作業が求められる、安定性重視、低コストPC向け」と言うことが出来るでしょう。
とはいっても単体作業の上限は3200+止まりなので、AMDではもちろん、インテルでも「3.2GHz動作のP4」あたりまでということになり、もし7800GTXを積んでいるとすると、低負荷時でも「頭打ち確定」、十分な性能を引き出すには至りません。
ただ特に3D描写が求められない作業程度、とはいっても一般家庭・オフィスのほとんどが該当すると思いますが、ゲームをしない事務作業PCにとっては5万円を切る価格で、3200+が2個の性能というのは結構な値ごろ感があります。
X2を体験してデュアルコアの恩恵を知ると、中々シングルコアには戻れなくなってしまうかもしれません。X2にメモリを2GB積んで実際動かしてみれば、今まで日常雑務作業のイマイチ動作が重かった場面が「何事もなく」通り過ぎて行くし、ゲームをする時間よりも他の事にPCを使うことが多いんだから、「FXよりもX2」これは自然な考えだと思います。
マルチスレッド化が進まなければ無駄。CPUの使用率を見ると無駄。というデュアルコア時期尚早論を目にしますが、実際体験してみればわかります。きっと「普段用に欲しいな」と思うはずです。
「FX-57よりもX2 4800+が売れる日本」。国民性ですね。
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